時事問題の勉強が中学受験向け通信教育の効果を上げる

中学受験向け通信教育の効果を上げる時事問題(大統領選)

2017年5月にフランス韓国イラン大統領選挙が行われました。
中学入試では時事問題に関連した出題は定番です。

 

通信教育で勉強している人は時事問題への対策がおろそかになりがちなので、しっかりフォローしておきましょう。

 

フランス大統領選挙

2017年5月7日にフランス大統領選挙の決選投票が行われました。決選投票は1回目の投票で過半数を得た候補がいなかった場合に行われるものです。

 

1回目の投票は4月23日に行われ、1位のマクロン候補でも得票率が24%でした。このため2位のルペン候補とのあいだで決選投票が行われることとなりました。

 

結果はマクロン候補の勝利。
マクロン新大統領は39歳で、フランス史上最年少の大統領となりました。

 

中学入試でのポイント(フランス関連)

フランスに関して中学入試で出題されそうなポイントには次のようなものがあります。

  • 面積 … 55万平方キロメートル(日本の約1.5倍)
  • 人口 … 約6700万人(日本のおよそ半分)
  • 首都 … パリ
  • 大統領制(任期5年)
  • ヨーロッパ最大の農業国
  • 原子力発電の比率が高い

フランスというとパリに代表されるオシャレで都会的なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、国全体としては農業生産が盛んなことがポイントです。

 

韓国大統領選挙

日本の隣り韓国でも2017年5月に大統領選挙が行われました。こちらは任期満了によるものではなく、前朴槿恵大統領が罷免されたことによる選挙です。

 

決選投票はなく1回目の投票で決定。
文在寅候補が勝利し、新大統領となりました。

 

中学入試でのポイント(韓国関連)

基礎データなどは覚えておきましょう。

  • 面積 … 10万平方キロメートル(日本の4分の1)
  • 人口 … 約5100万人(日本の半分以下)
  • 首都 … ソウル
  • 大統領 … 直接選挙で選出、任期5年、再選禁止
  • 朝鮮半島では北緯38度線を境に北朝鮮と分かれている

韓国の正式名称は大韓民国、北朝鮮は朝鮮民主主義人民共和国です。

 

イラン大統領選

2017年5月19日にイランでも大統領選挙が行われました。イランには大統領とは別に最高指導者がいますが、大統領にも一定の権限が与えられています。

 

当選したのはロウハニ候補
再選となりました。

 

中学入試でのポイント(イラン関連)

フランスや韓国と比べてなじみがないかもしれませんがポイントを押さえておきましょう。

  • 面積 … 164万平方キロメートル(日本の約4.4倍)
  • 人口 … 7900万人(日本の3分の2程度)
  • 首都 … テヘラン
  • 大統領 … 任期4年、再選2期まで、直接選挙で選出
  • 最高指導者の下に大統領がいる

 

イランは日本の原油輸入相手国ランキングで上位の国となっています。
中学入試では定番のデータですので、こちらも覚えておきましょう。

 

日本の原油輸入相手国(2016年)
順位国名割合
1位サウジアラビア35.3%
2位アラブ首長国連邦25.4%
3位カタール 9.2%
4位ロシア 6.5%
5位イラン 6.4%

(データ出所:財務省貿易統計)

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時事問題を勉強することは中学入試に役立つだけではありません。通信教育だけで勉強していると視野が狭くなりがちなので、時事問題の勉強をするのが効果的です。身近な問題を考えることで、勉強していることが実社会にどのようにつながっているかが感じられ、勉強のやる気がアップするからです。